今までたくさんの企業様の組織開発に携わってきました。その結果、組織の『人』に関する問題は、採用、定着、育成の諸問題が複合して存在していることがわかりました。例えば、採用できたとしても社内の育成制度が未整備なため、社員が辞めてしまうケースがあります。この場合は育成制度を充実させることも並行して進める必要があります。また、離職者が多い場合は、採用よりも社員が定着する仕組みづくりを優先することが求められます。
このように採用、定着、育成の問題は別々に考えるのではなく、3つの観点から原因を追究し課題解決を図る必要があるのです。
『10年定着人材』を採用することは組織の成長と持続性にとって非常に重要です。以下に主な4つのメリットをあげます。
『10年定着人材』が採用できれば、採用コストだけではなく、育成コストも削減できるのです。ちなみに新卒・中途の採用コストは一人当たりおおよそ100万円と言われています。
『10年定着人材』が採用できれば、企業文化や仕事のプロセスを理解したうえで、効率的に業務を遂行することができるため、生産性が向上します。
『10年定着人材』は長期間組織に所属するため、組織のビジョンや目標に対する理解とコミットメントが強くなります。これにより、企業文化を醸成することができます。
『10年定着人材』は、仕事の経験を積むことでより良い高品質なサービスを提供することができます。
その結果、顧客満足度も向上します。